転職活動って働きながらした方がいいの?
それとも退職してからの方がいいの?
こんな悩みにお答えします。
働きながらの転職活動、退職後の転職活動どちらも経験してきました。
そんな私が、その経験から
- それぞれのメリット・デメリット
- どちらの活動方法がオススメか
これらについて詳しく解説します。
働きながら転職活動をする場合
まず、仕事を辞めずに働きながら転職活動をする場合について解説していきます。
働きながら転職活動をするメリット
働きながら就職活動をするメリットは、以下の2点です。
- お金の心配をしなくてもいい
- 企業側に計画性があると思ってもらえる
順に解説していきます。
お金の心配をしなくてもいい
働きながら転職活動をする一番のメリットは、お金の心配をしなくてもいいことです。
転職活動中も生活費でお金は毎日かかってしまいますし、その上面接などを受けに行くと電車代もかかってきます。
そのため、いつも以上にお金が必要になってしまうんですよね。
でも、働きながらだと、給料は毎月安定して入ってくるので、お金の心配をする必要がありません。
また、もしなかなか転職先が決まらなくても、そのまま生活を続けることもできます。
企業側から計画性があると思ってもらえる
働きながら転職活動をするというのは、想像以上に大変です。
ただでさえ毎日の仕事で大変なのに、
- 求人を探す
- 面接の日程調整をする
- 面接を受ける
これだけの作業が増えてしまいます。
でも、だからこそ計画的に動く必要があり、そこが企業側への受けがいいです。
そのため、「しっかりスケジュール調整して、自分の将来を見据えて動ける人」このように評価してもらえる可能性が非常に高いです。
働きながら転職活動をするデメリット
逆に、仕事を辞めず働きながら転職活動をするデメリットは、以下2点です。
- 時間の融通がきかない
- 体力的にしんどい
こちらも順に解説していきます。
時間の融通がきかない
働いていると、基本的には9時〜18時の定時内は仕事に縛られることになります。
そのため面接を受けるとなったら、必然的に定時後になってしまいます。
定時後でも面接を行ってくれる会社だったらいいのですが、中には定時内しか対応してもらえない場合もあります。
そういう会社を受けるには、有給を使って面接を受けに行くことになってしまいます。
基本的に、相手の会社側の都合に合わせて日程調整を行うため、働きながらだとなかなかそれに合わせることが難しくなってしまうのがデメリットですね。
体力的にしんどい
定時まで仕事をして、その後移動して面接を受けるって単純に疲れます。
仕事後の面接って、なかなか頭の切り替えも難しいですし、精神的にもしんどいですし、かなりハードな生活になってしまいます。
残業をするのとはまた違ったしんどさですね。
仕事を辞めてから転職活動をする場合
では、今度は仕事を辞めてから転職活動をする場合について解説していきます。
仕事を辞めてから転職活動をするメリット
仕事を辞めてから転職活動をするメリットは、以下の3点です。
- 時間に融通がきく
- 面接に集中できる
- 新しいことに挑戦できる
順に解説していきます。
時間に融通がきく
仕事を辞めてからだと、全ての時間を転職活動に充てることができます。
そのため、求人探しも時間をかけてできますし、面接対策もしっかりとできます。
また、面接の時間も、他の面接の時間とかぶらなければいつでもOKなので、働きながら転職活動をするよりも受けることができる会社の数が圧倒的に増えます。
面接に集中ができる
仕事が終わってから面接を受けると、どうしても仕事で疲れて頭がうまくまわらなかったり、頭の切り替えがうまくできず面接に集中できなかったりします。
しかし、仕事を辞めてから転職活動を行うと、その面接だけに集中することができるので、1つ1つの面接に対するクオリティが高くなります。
新しいことに挑戦ができる
今までとは別業界で働きたい!
そう思ったとき、1から勉強する時間を確保することができます。
実際求人に応募する前に、資格を取りたいと思った場合でも、短期集中で勉強することもできます。
働きながらだと、なかなか時間の確保が難しいですし、仕事で疲れた後に勉強ってなかなか集中できません。
そのため、1日の可能な限りの時間を勉強につぎ込んで、短期集中で勉強をして資格を取りましょう。
短期間で資格取得ができると、それも面接でのアピールポイントになるのでオススメですよ。
仕事を辞めてから転職活動をするデメリット
逆に、仕事を辞めてから転職活動をするデメリットは、以下の3点です。
- できるだけ短い期間で決める必要がある
- 計画性がないと思われてしまうこともある
- そのまま働かなくなってしまう可能性がある
順に解説していきます。
できるだけ短い期間で決める必要がある
働きながら転職活動をしている場合と違って、収入がありません。
生活費や移動費でどんどんお金がなくなってしまうため、お金に余裕があるうちに転職先を見つける必要があります。
なかなか内定が出ない期間が続くと、焦りが出てきてしまいます。
そうすると、面接でもその焦りが伝わってしまって余計にうまくいきません。
また、もし内定が出たとしても、とにかく働かなければという気持ちで条件のよくない会社に入ってしまうなんてこともあります。
計画性がないと思われてしまうこともある
まだ転職先が決まっていないのに会社を辞めてしまうと、働いていない空白期間ができてしまいます。
中には空白期間があること自体をあまりよく思わず、計画性なく会社を辞めて、空白期間ができないように動けない人と捉える会社もいます。
もちろん、明確な理由があればほぼ問題もないのですが、そのような印象を与えてしまうリスクもあります。
そのまま働かなくなってしまう可能性がある
なかなか転職先が見つからず、働いていない期間が長くなってしまうと、その生活に慣れてしまいもう働けなくなってしまうリスクもあります。
働かない生活ってほんと楽ですからねw
どうしてもその楽さを覚えてしまうと、働くのが嫌になってしまいます。
そのため、転職活動が長期化してしまう場合はそうならないよう気を付ける必要があります。
転職活動はどのように進めるべき?
結局、働きながらなのか辞めてからなのか、どっちがいいの?
人によって向き不向きがあるので、それぞれの特徴を解説しますね。
転職活動は働きながらするべきか、それとも辞めてからすべきかは、その人の性格や考え方、今後どうなりたいかで違ってきます。
そのため、どんな人がどのように転職活動を進めるべきなのか、その特徴について解説していきます。
働きながら転職活動をした方がいい人
働きながら転職活動をした方がいい人は、今よりも好条件な会社へと転職がしたい人です。
条件にもよりますが、今より待遇をよくしようと思うと転職活動に時間がかかってしまうことが多いです。
転職活動が長期化してしまうと焦りが出てしまうので、仕事を辞めてしまっていた場合、冷静に判断をすることが難しくなってしまいます。
そのため、働きながら焦らず気長にいい会社を探すという方法が最適です。
まず転職サイトに登録して、通勤中や休憩時間に情報収集することから始めるのがオススメですよ。
仕事を辞めてから転職活動をした方がいい人
仕事を辞めてから転職活動をした方がいい人は、
- 今の仕事とは別の業界で働きたい人
- 今の職場に問題がある人
の2通りの人です。
今の仕事とは別の業界で働きたい人
これから新しいことに挑戦したい場合は、働きながらだとなかなか時間が取れず、どんどん時間が経ってしまいます。
そのため、時間を確保してそのことに集中するためにも、仕事を辞めてから取り組むべきです。
もちろん、しばらく収入がなくても生活できるだけの貯金は必須です。
また、もう後には引けないので、それだけ本気で取り組みたいという思いも必要です。
あと、本気で別業界へと入っていきたいのならば、転職エージェントへの相談がオススメですよ。
その道のプロが、業界について詳しく教えてくれますからね。
今の職場に問題がある人
例えば、
- 上司や先輩からのパワハラが酷い
- 残業が多すぎる
- 仕事量に対して給料が少なすぎる
これらのような問題があって転職を考えている場合、辞めてから転職活動をした方がいいです。
職場に問題があると、転職活動に集中することができず、いい転職先を見つけるのが困難になります。
また、このような職場だと
- 面接を受けるために有給を使いたくても許可がもらえない
- 定時後に面接の予定を入れていても急な残業が発生する
と、転職活動自体にも支障が出てしまう可能性が高いです。
そのため、そういう人は会社を辞めて転職活動に集中した方がうまくいきますよ。
転職活動は働きながらか退職してからか、どちらがいいのかまとめ
転職活動を働きながらする場合と、退職してからする場合、それぞれのメリット・デメリットについて解説してきました。
- お金の心配をしなくてもいい
- 企業側に計画性があると思ってもらえる
- 時間の融通がきかない
- 体力的にしんどい
- 時間に融通がきく
- 面接に集中できる
- 新しいことに挑戦できる
- できるだけ短い時間で決める必要がある
- 計画性がないと思われてしまうこともある
- そのまま働かなくなってしまう可能性がある
また、働きながら転職活動をした方がいい人、退職してから転職活動をした方がいい人についても解説しました。
- 今と同じような仕事で、もっと条件のいい会社に転職したい人
- 今と別の業界で働きたい
- 上司や先輩からのパワハラが酷い
- 残業が多すぎる
- 仕事量に比べて給料が少なすぎる
少しでも転職活動に対する悩みの助けになれば幸いです。