
ネットワークエンジニアになりたいけど、何か資格取った方がいいの?
このような疑問にお答えします。
本記事では、未経験からネットワークエンジニアになるために、
- どんな資格が必要なのか
- そもそも資格は取る必要があるのか
- 現場で重宝されるスキル
これらについて解説します。
ネットワークエンジニアを目指している方の参考になれば幸いです!
本記事の信頼性


ネットワークエンジニアとして4年間働いており、上流工程から下流工程まで幅広く経験してきました。
- 上流工程
→ 様々なクライアント相手にネットワーク設計・構築を経験 - 下流工程
→ Cisco社パートナー企業でテクニカルサポート業務を経験
ネットワークエンジニアに未経験からなるときの注意点


ネットワークエンジニアには、未経験からでもなることができます。
エンジニアという技術職ではありますが、プログラマーなどに比べたら未経験からでもなりやすい方です。
ただ、それは「ネットワークエンジニアになるだけなら」という意味です。
特にSESの会社に多いのですが、スキルがないままネットワークエンジニアとして入社してしまうと、ずっとコールセンター業務なんてこともあります。
そうなると、マニュアル対応するだけで何もスキルが身につかないまま年だけ取ってしまい、気がつけば転職も難しくなってしまうなんてことになりかねません。
そうならないためにも、まずある程度スキルを身につけてからネットワークエンジニアになるようにしましょう。


ネットワークエンジニアに必要な資格


未経験からネットワークエンジニアになるためには、Cisco認定資格であるCCNAを取得した方がいいです。
CCNAを持っていると、ネットワークについての基本的なことは理解できていると客観的に証明することができるからです。
入社の選考時に役立ちますし、SESの会社であれば常駐先を決める際も有利に働きます。
CCNAを取得するためのハードル
CCNAは受験料が39,000円(税込み42,900円)と、かなり高いです。
しかも、資格を取得したとしても5年で失効してしまうという期限付きです。
(失効前にCisco認定資格を何か取得すれば更新されます)
ネットワークのことが全くわからないという人からしたら、難易度も結構高いと感じてしまいます。
個人で受験する場合、落ちてしまうと受験料が全てパーになってしまうので、なかなかにハードルが高い資格となってます。
CCNAは絶対に必要?
CCNAを持っているだけで有利であることは確かです。
しかし、私個人の意見としては、資格そのものにこだわる必要はないと考えます。
要は、CCNAの内容が理解できていればいいのです。



でも資格を持ってなければ履歴書に書けなくない?
たしかにその通りです。
そのため、ここは工夫する必要があります。
実際CCNA相当のスキルがあったとしても、それは履歴書に書けないため、そのままでは書類選考で落とされる可能性が高いです。
いくらスキルがあっても、それが伝わらないと転職活動はうまくいきません。



いくらスキルがあっても、それが伝わらないと転職活動はうまくいきません。
そんなときは、転職エージェントを使いましょう。
転職エージェント経由で応募すると、応募書類に加えて、エージェントの人が企業側へ補足説明をしてくれます。
つまり、履歴書には書けず通常ではアピールできないことも、書類選考時にアピールができるようになるのです。
CCNA相当のスキルあるけども、お金の関係等の理由で受験ができない人もいるかと思います。
その場合は、その旨を転職エージェントの担当者へ伝えると、うまく企業側へと伝えてくれるため、ぜひ活用しましょう。



転職エージェントは基本的に無料で使えるため、利用しない手はありませんね。


ネットワークエンジニアに必要なスキル


ネットワークエンジニアになるには、CCNAを取得できるくらいのスキルがあれば十分です。
実際、ネットワークエンジニアを辞める前に上司から聞いた話ですが、ある程度のスキルを持ったネットワークエンジニアが不足しているらしいのです。



ある程度のスキルって、結構ハードル高いんじゃないの?
ところが、ここで言う「ある程度スキルを持った」とは、CCNA相当のスキルを持った人のことらしいのです。
もちろんここは会社にもよりますが、実際私もスキル不足で困ったということはありませんでしたし、結構当てはまっているのではないかと思ってます。
CCNA相当のスキルとは?



CCNA相当のスキルって言うけど、具体的に何ができればいいの?
もう少しスキルについて深堀りして解説していきますね。
コールセンターで勤務などではなく、きちんとネットワークエンジニアとして働きたいのであれば、ネットワーク機器の操作ができることが絶対条件になります。
機器の操作ができなければ、現場で「あれやっておいて」と指示をもらっても、できませんからね。
逆に言えば、ネットワーク機器の操作ができれば、現場でもやっていけます。
面接でも、



Ciscoのルータ、L2スイッチ、L3スイッチの基本的な設定はできます!
とアピールできると、かなり評価されます。
具体的には、
- ポートの設定
- VLANの設定
- スパニングツリーの設定
- スタティックルーティングの設定
- ダイナミックルーティングの設定も多少できるとなおいい
未経験でこれくらいができれば十分です。
全くネットワークのことを知らない人が、独学でこれら全てを学ぶのは結構大変です。
そういうときは、スクールに通って学ぶのも選択肢の1つです。
>>オンライン受講1ヶ月でCCNAを取得!ウズウズカレッジ/CCNAコース




現場で重宝されるその他スキル
ネットワークのスキル以外に、プログラミングのスキルがあると現場で重宝されます。
現場で作業中、TeraTermのマクロを使うことがあります。
TeraTermのマクロは、プログラミングの基本的なことさえわかっていれば、すぐに理解ができて使えるようになります。
しかし、その知識が皆無だと苦労することになってしまいます。
また、他にもネットワーク機器のコンフィグを作成する際、
- ドキュメントからコンフィグへ自動変換
- 旧機器のコンフィグから新機器のコンフィグへ自動変換
などができるようになり、ものすごく喜ばれます。



膨大な数のコンフィグ作成が必要な案件に当たったとき、誰よりも大活躍できますよ。
これらは、ネットワークの知識とプログラミングの知識どちらも必要になるため、元々プログラマを目指していた人などは強みを活かすことができます。
上記の例は、私が実際に現場でやっていたことなのですが、かなり喜ばれました。
ちなみに、使用した言語はPythonです。
まとめ:ネットワークエンジニアには未経験からでもなることができる


ネットワークエンジニアには、未経験からでもなることはできます。
ただし、ある程度スキルがないと、コールセンター勤務になってしまったり、ブラックな現場に行くことになったりといいことがありません。
そのため、最低限CCNA相当の知識は身につけた上で、ネットワークエンジニアに転職しましょう。
CCNAの取得はするに越したことはありませんが、取得しなくてもスキルさえあれば何とかなります。
受験料がかなり高いですからね。
その際は、無料の転職エージェントを使うなどの工夫でカバーしましょう。
ネットワーク機器の基本操作さえできれば、現場でも通用するためあらかじめ実機操作するなどして取得しておくことをオススメします。
逆に、実機操作が全くできないと現場に配属されてから困ることになるので、ご注意ください。
実機操作を含む、ネットワークエンジニアに必要なスキルを無料で学ぶことができるスクールもあるので、個人じゃ不安という方は相談だけでもしてみてはいかがでしょうか?
>>上京してネットワークエンジニア始めるならネットビジョンアカデミー(NVA)
ネットワークエンジニアを目指している人の参考になれば幸いです!



