新卒で入社したけど、仕事が辛いからもう辞めたい・・・
こんな悩みを持った人多いんじゃないでしょうか?
私も同じことをずっと思っていました。
私は入社して半年くらいでそう思って、辞めようとしていたのですが、周囲からの反対が酷く辞めることができませんでした。
(結局そこから1年経ってから辞めたんですけどね)
「今辞めても結局どこ行っても同じだよ。
3年は我慢して働きなさい。」
上司に相談しても、だいたいこう言われます。
果たして、この言葉は正しいのでしょうか?
私が経験してきたことを元に考えると、正しくもあり正しくもないというのが結論です。
と言うのも、新卒で入社した会社を辞めることには、大きなメリットとデメリットが存在するからです。
これから、新卒で仕事を辞めることについて詳しく解説していきますね。
新卒で入った会社を辞めようか悩んでいる人はぜひ最後まで読んでいってください。
- 新卒で仕事を辞めたくなる理由の本質
- 新卒が転職をするメリット・デメリット
- どのタイミングで新卒は転職をすべきなのか?
- すぐにでも転職すべき人の特徴
新卒で仕事を辞めたいと思ってしまう5つの理由
せっかく新卒で入った会社ですが、辞めたいと思ってしまう理由は以下の5つに当てはまっている場合がほとんどです。
- 学生と社会人の生活の差
- 仕事に対するイメージとのギャップ
- 人間関係
- お金関係
- 仕事そのものが合っていない
それぞれについて解説していきます。
学生と社会人の生活の差
学生と社会人の生活には非常に大きな差があります。
社会人になると、学生のときに比べて自分の時間というものがほとんどなくなります。
仮に仕事の時間が9:00〜18:00だったとして、通勤時間のことを考えると拘束時間は8:00〜19:00くらいになるのではないでしょうか?
そこに残業が発生すると、自分の時間なんてほぼありません。
会社に入ったばかりの頃は、とにかく必死であまり考えないかもしれませんが、少し慣れてきた頃に
この先、一生この生活が続くのか・・・
なんて考えてしまうと、一気に仕事を辞めたくなってしまいます。
仕事に対するイメージとのギャップ
どんな仕事をするかは実際に入社してみないとわかりません。
社会人経験をある程度してきた人であれば、例えば面接で話を聞いただけで何となく想像がつくでしょう。
しかし、今まで社会人経験の全くない学生の場合はそうもいきません。
仕事って学生が想像しているものよりも、大変である場合が多いです。
そのため、
こんなことまでするなんて思ってなかった・・・
こんなに大変だとは思ってなかった。
と心が折れてしまうんですね。
人間関係
学生のときであれば、苦手な人や嫌いな人には関わらずに過ごすということが可能でした。
しかし、社会人になるとそういう訳にもいかなくなります。
嫌いな同僚や先輩、上司とも一緒に仕事をする必要がありますからね。
嫌いな人と関わり続けるのってかなりのストレスになります。
そのため、それが原因で仕事自体が嫌になってしまうのです。
お金関係
入社前に提示された年収から、保険料や税金などが引かれてかなり下がってしまいます。
そのため、思っていたよりも収入が少ないと思う人が大半です。
中には、その少なさのせいで生活がかなりギリギリになってしまう人もいます。
毎日しっかり働いても、好きなものも買うことができず生活がギリギリとなると、仕事のやる気も上がりませんよね?
そんな生活が続くと、辞めたいと感じてしまいます。
仕事そのものが合ってない
これは、就職活動があまりうまく行かなかった場合に多いです。
例えば、
- エンジニアになりたかったけど、営業として入社
- 営業がやりたかったけど工場などの現場作業になってしまった
こんな場合ですね。
志望していた会社がどこも受からなかった場合、生きていくために受かった会社であればどこでも入社ということになるでしょう。
なにせ選択肢がありませんからね。
そういう会社で自分が望んでいない仕事を続けるというのは、なかなかに難しいです。
もちろん、「今まで全く興味がなかった仕事でもいざやってみたら楽しい」ということもあるでしょう。
でも、そうじゃない場合は辞めたいって思ってしまうのではないでしょうか?
新卒で転職をするメリット・デメリット
新卒で入った会社を辞めて転職をするのは、メリット・デメリットがそれぞれ存在します。
- ほぼ新卒と同じ条件で転職ができる(第2新卒)
- 異なる業界にも入りやすい
- 就業期間が短いと書類選考で落とされる確率が高くなる
- 新卒よりも第2新卒の方が選考のハードルが高い
順に解説していきます。
メリットその1:ほぼ新卒と同じ条件(第2新卒扱い)で転職ができる
学校を卒業してから3年以内であれば、新卒とほぼ同じ扱いの第2新卒扱いで就職することができます。
少し社会を経験して、仕事に対する見方が変わったと思いますので、それを踏まえて自分に合った会社を探すことができるのは大きなメリットです。
メリットその2:異なる業界にも入りやすい
何年も働いた後に違う業界への転職というのは、なかなかハードルが高いです。
未経験で別業界へ入るには、年齢が若ければ若いだけ有利になる傾向にあるからです。
そのため、新卒で入った業界が自分に合わないと思ったら、別業界へのチャレンジがしやすいです。
デメリットその1:書類選考で落とされる確率が高くなる
新卒で入った会社を辞めるとき、その会社で働いている期間が短いと、「この人は会社をすぐ辞めるのではないか?」と思われて、書類選考で落とされる確率が高くなってしまいます。
新卒の場合だと他に実績がないため、就業期間の短さが特に目立ってしまいます。
社会に馴染めなかったから辞めたんじゃないの?
こう思われてしまう可能性が高いため、注意してください。
デメリットその2:新卒よりも第2新卒の方が選考のハードルが高い
新卒よりも第2新卒の方が選考のハードルが高くなる場合があります。
もちろん、就業期間が短いと書類選考で落とされる確率が高くなるからという理由もあります。
それ以外にも、社会人を少しでも経験しているという理由が大きいです。
つまり、新卒として見られる意欲的な部分に加えて、社会人として見られるビジネスマナー的な部分も見られるようになるのです。
新卒のときは許された部分が、第2新卒として受ける場合はアウトということもあるので注意しましょう。
新卒が転職をするべきタイミング
新卒で転職をするメリット・デメリットについてお話してきましたが、ずばりいつ転職するべきなんでしょうか?
私が今までの転職経験から出した結論は、転職する本質的な理由が明確になったときです。
この本質的な理由が明確になっていないと、何度も転職を繰り返すことになる可能性が非常に高いです。
逆に、本質的な理由が明確になっており、それを転職することでどのように解決するかがわかっていると、転職に失敗することはほぼないでしょう。
つまり、本質的な解決方法を見つけることができれば、転職しても大丈夫です。
本質的な問題の解決方法についてはこちらの記事で、具体例を使って詳しく解説しています。
新卒でもこんな人はすぐに転職するべき!
新卒で転職をするには、本質的な問題の解決方法がわかってからというお話をしました。
ただし、例外もあります。
こんな人はすぐにでも転職活動を始めた方がいいです。
それは、第三者視点でその会社は辞めた方がいいと思う場合の人です。
例えば、
- パワハラ・セクハラがある
- 残業時間が異常に多い
- 給料が極端に低い
このような場合です。
もう誰がどう見てもヤバイですよね?
これらに当てはまる人は、すぐ転職を検討した方がいいです。
中には、自分の現状が異常なのかどうかわからない人もいると思います。
そういう場合は、転職エージェントに相談するのがオススメです。
残業時間や給料についても、
- 業界の中で今の会社は適正なのか
- 業界の平均はどれくらいなのか
その道のプロがしっかり教えてくれますよ。
いろいろな転職エージェントに登録してきましたが、一番オススメできるのはdodaです。
求人数が多いだけでなく、エージェントの人が親身になって相談に乗ってくれるのがかなり心強かったです。
全てのサービスが無料ですし、相談だけして転職活動はしないということも可能なので、気軽に相談することができます。
少しでも今の会社に疑問を覚えたら、一度相談してみてはいかがでしょうか?
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新卒が仕事を辞めたいときどうすればいいかまとめ
新卒で入った会社を辞めることについての解説をしてきました。
新卒で会社を辞めたくなる理由は、主に以下の5つ。
- 学生と社会人の生活の差
- 仕事に対するイメージとのギャップ
- 人間関係
- お金関係
- 仕事そのものが合っていない
仕事を辞めたいと思っても、少し待ってください。
新卒で転職をしようとすると、このようなメリット・デメリットが存在することを知っておきましょう。
- ほぼ新卒と同じ条件で転職ができる(第2新卒)
- 異なる業界にも入りやすい
- 就業期間が短いと書類選考で落とされる確率が高くなる
- 新卒よりも第2新卒の方が選考のハードルが高い
また、転職をするとなった場合、本質的な問題について考える必要があります。
その本質的な問題を解決できる転職をしない限り、転職先の会社でも同じことの繰り返しになってしまいます。
何を目的として転職をするか、しっかりと考えましょう。
自分ひとりで答えが出せない場合や、そもそも転職すべきか悩んでいる人は、その道のプロである転職エージェントに相談することをオススメします。
親身になって相談に乗ってくれるので、きっと今後どうするべきかの答えが見つかるはずです。
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