ネットワークエンジニアはきついってよく聞くけど、実際どうなの?
このような疑問にお答えします。
私は今まで4年間ネットワークエンジニアとして働いてきましたが、きついことは数え切れないくらいありました。
本記事では、具体的にどんなことがきつかったのか、きつかった順にランキング形式でお話していきます。
ネットワークエンジニアに興味がある人は、ぜひ最後まで見ていってください!
- これからネットワークエンジニアになりたい
- ネットワークエンジニアの辛い部分が知りたい
- ネットワークエンジニアになろうかどうか迷っている
未経験からネットワークエンジニアに転職したいと考えてる方は、ぜひこちらの記事も合わせてご覧ください!
本記事の信頼性
ネットワークエンジニアとして4年間働いており、上流工程から下流工程まで幅広く経験してきました。
- 上流工程
→ 様々なクライアント相手にネットワーク設計・構築を経験 - 下流工程
→ Cisco社パートナー企業でテクニカルサポート業務を経験
ネットワークエンジニアの仕事内容とは?
まず前提として、ネットワークエンジニアの仕事内容とはどのようなものか触れておきます。
ネットワークエンジニアの仕事は、
- ネットワークの設計
- ネットワーク機器の設定
- ネットワーク機器の設置と配線
- ネットワークのトラブルシューティング
など、多岐にわたります。
他にもお客様とのやり取りやドキュメント作成、検証など細かい業務も大量にあります。
これら全ての工程を行うのか、一部のみを行うのかは会社によって異なります。
そのため、ネットワークエンジニアになるときは、その会社がどの工程を行う会社なのか、しっかりと把握しておく必要があるんです。
そうしないと、入社してから「思っていた仕事と違う」と困ることになってしまいますからね。
ネットワークエンジニアの仕事内容についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ネットワークエンジニアのきつかったことランキング5
では、実際に今まで4年間ネットワークエンジニアとして働いてきて、きついと思ったことをランキング形式で発表していきます。
5位 力仕事
4位 出張
3位 夜勤
2位 原因がわからないトラブル
1位 劣悪環境での作業
それぞれについて解説していきますね。
ネットワークエンジニアのきつかったこと第5位「力仕事」
エンジニアなのに力仕事??
たしかにそう思っちゃいますよねw
ネットワークエンジニアには力仕事が存在します。
なぜなら、ネットワーク機器ありきな仕事だからです。
スイッチやルータなどのネットワーク機器は、1台1台がそこそこ重いです。
その重い機器を、ネットワーク構築時にはラック等に設置をしないといけませんし、トラブルがあったときは機器の交換も行います。
2人で作業ができればまだいいのですが、場所が狭くて1人しか入れない場合は、かなり大変でした。
片手で重い機器を支えながら、もう片方の手でネジ止めしないといけないのですが、不器用でもやしっ子な私にはものすごくきつい仕事でした・・・。
これがきつかったこと第5位です。
ネットワークエンジニアのきつかったこと第4位「出張」
第4位は、出張です。
お客さんの拠点が全国にあると、全国飛び回ることになります。
会社で夕方まで仕事をして、次の日に東京でお客様先の作業があるから、仕事終わりに東京まで行くなんてこと日常茶飯事でした。
かなり体力的にきつかったですね。
ちなみに、このような出張は、上流工程を扱う会社に多いです。
ネットワーク構築は直接現場に行かないとできませんからね。
とは言え、下流工程では出張が発生しないかと言われれば、そういう訳でもありません。
急なトラブルで、直接現場まで見に行かないといけないなんてこともありますからね。
ネットワークエンジニアのきつかったこと第3位「夜勤」
第3位は、夜勤です。
ネットワークエンジニアの仕事は、夜勤や休日出勤が多いです。
平日の昼間は仕事でネットワークを使っているため、それを停止して機器の交換なんてできませんよね。
そのため、使う人がいない夜中や休日に作業をすることが、どうしても多くなってしまうんです。
夜20時から作業を始めて、23時に終わるような作業であればまだ楽ですが、22時から作業を始めて朝の5時までの長時間作業は、体力的にかなり辛かったです。
でもそれ以上につらかったのが、夜22時から始めて、深夜3時くらいに作業が終わったときですね。
お店はもうどこも空いてない中、真冬なのに始発まで外で時間を潰さないといけないときなんて、もう地獄でした。
24時間営業のお店があればまだいいのですが、場所によっては全くありませんからね。
ネットワークエンジニアのきつかったこと第2位「原因がわからないトラブル」
第2位は、原因がわからないトラブルです。
ネットワークそのものや機器にトラブルがあって、その原因を調べることもネットワークエンジニアの仕事です。
自分で同じような環境を作って、再現試験をして原因を特定、そこから対策などを考えます。
基本的にはこれでいいのですが、ごく稀に全く原因がわからない場合があります。
ほとんどの場合は、メーカーに問い合わせをすれば解決できるのですが、未知の不具合なんてものに当たってしまうと、もう大変。
メーカー側としては、新しい不具合なんて出したくないため、なかなか不具合と認めてくれません。
もしメーカーが認めてくれれば、「お客様にも未知の不具合のため対応に時間がかかっている」のように説明できますが、曖昧な返事しか来ないと説明にも苦労します。
こういう板挟みはエンジニアに限ったことではないですが、かなり精神的につらいものでした。
ネットワークエンジニアのきつかったこと第1位「劣悪環境での作業」
ネットワークエンジニアのきついと思ったことランキングの第1位は、劣悪環境での作業です。
劣悪環境での作業は本当にきついです・・・
きつい原因その1 気温の問題
ネットワーク機器が置いてある場所って、基本的に人があまり出入りしない場所なんです。
そのため、人が快適に過ごせるような環境でないことが多いです。
例えば、サーバルームは機器が熱を持たないように、室温がかなり低く設定されています。
その中で1日中作業をしていると、体調が悪くなってきます。
また、ネットワーク機器の設置場所に限らず、休日で空調がきいてない工場内での作業もかなりきついです。
夏場だとサウナ状態で1日中作業をしないといけなかったので、意識が朦朧としてくる中耐えながら作業してましたね。
きつい原因その2 場所の問題
作業場所が劣悪である場合もあります。
かなり狭い部屋にラックが大量にあって、そのラックの間で、床に座って1日ずっと作業するなんてこともありました。
狭いため、変な体勢になってしまいますし、その上床に座ってのPC作業ってかなり体に負担がかかるんですよね。
肩や首が凝るのは当然ですし、態勢が悪いため腰や膝も痛めます。
それが連日ともなると、本当に地獄でしたね。
せめて椅子か机のどっちかでもあれば、かなり違ったと思うんですけどね。
ネットワークエンジニアのきついと感じたことまとめ
今まで4年間ネットワークエンジニアとして働いてきて、きついと感じたことをランキング形式でお話してきました。
5位 力仕事
4位 出張
3位 夜勤
2位 原因がわからないトラブル
1位 劣悪環境での作業
きついくてつらい仕事はいっぱいありましたが、ネットワーク機器の操作は楽しかったですし、ネットワーク構築もやりがいがありました。
知識やスキルがあればあるだけ認められる仕事なので、「自分の力で上に行きたい!」なんて人には向いている職です。
ただ、どうしても夜勤や出張、力仕事もついてくるため、インドア派の人には向かない職でもあるので、そこは注意が必要です。
少しでもネットワークエンジニアに興味がある人の参考になれば幸いです!