今の仕事は年収が低いから、年収アップのためエンジニアに転職したいな!
ちょっと待ってください!
エンジニアに転職したとしても、年収が上がるとは限りませんよ?
ITエンジニアは年収が高いってイメージがありませんか?
でも、実は言われているほど高い訳ではないんです。
もちろん、年収がかなり高い人も存在しますが、それはほんの一部だけです。
本記事では、未経験からエンジニアに転職したときの給料はいくらくらいなのか、現実をお伝えします。
エンジニアはスキル次第で年収が決まる
エンジニアの年収は、スキル次第で決まります。
つまり、スキルが低ければどれだけ経っても年収は上がりません。
しかし、逆に言えば、ハイレベルなスキルさえ持っていれば高年収が期待できます。
エンジニアの年収が高いというイメージは、このハイレベルな人たちから付いたのではないかと考えられます。
ハイレベルなエンジニアの年収は、ものすごいですからねw
未経験からエンジニアになっても年収は低い
先ほど、エンジニアの年収はスキル次第で決まると解説しました。
つまり、未経験でエンジニアへ転職した場合は、最低ラインからのスタートとなります。
いくら勉強をしていたところで、やはり実務とは違います。
即戦力として働ける訳ではないので、給料が低くても当然ですね。
入社して、そこからどんどんスキルを上げていけばそれに応じて給料も上がっていくでしょう。
しかし、そんな急激に上がることはありません。
スキルも急に上がる訳でもないですし、そのスキルを発揮できる場面もなかなか来ないからです。
つまり、後から給料も上がってくるだろうと考えて入社しても、給料が上がってくるまで時間がかかってしまうのです。
余談ですが、私が未経験からWebエンジニアへと転職しようと転職活動を続けているとき、内定自体は6社からいただくことができました。
しかし、その中のほとんどが生活していくのが厳しいくらい給料が低かったのです。
前職の給料が高くなかったので、最低でも同じくらいは欲しいと考えていたのですが、期待に反してかなり下回っていたのです。
そこまで下がってしまうと、まともに生活すらできなくなってしまうので、なかなか転職先が決まりませんでした。
未経験エンジニアが年収を上げる方法
未経験でエンジニアに転職しても、給料は最低ラインからのスタートとなってしまいます。
最低ラインから、給料が上がるには結構な時間がかかってしまいます。
しかし、すぐに給料を上げる方法もあります。
- 資格を取る
- 転職する
- フリーランスになる
- 付加価値をアピールする
順に解説していきます。
資格を取る
会社によっては、資格を取得すると、その資格に応じて毎月報奨金がもらえる制度があります。
つまり、その報奨金の分だけ毎月の給料がアップするんです。
エンジニアの会社は、資格取得支援制度がある場合が多いので、期待はできます。
ただし、報奨金が一時金の場合や受験料のみという会社もあるので、そこは入社前に確認しておくことをオススメします。
転職する
未経験で入社した場合、給料は最低ラインからのスタートになりますが、実務を経験してしまえばそういうこともありません。
今の会社で身に付けたスキルや実務の経験にもよりますが、年収を上げることができる可能性は高いです。
ただし、転職先で必要とされるスキルや実務経験がない場合は、ほぼ待遇が変わらないためあまり意味がないため気をつけてください。
>>失敗する可能性が高い転職とは?【何度も転職を繰り返さないための方法を解説】
フリーランスになる
転職するよりもハードルは高くなりますが、フリーランスになることで年収を上げるという選択肢もあります。
まさに自分のスキルを頼りに仕事をしていくため、しっかりとしたスキルが必要になります。
ただ、会社員と違って、スキルさえあればどんどん年収を上げていくことができるので夢がありますね。
ある程度実務経験を積んで、スキルに自信がある方はチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
>> フリーランスエンジニアの案件は【フリーランススタート】
余談ですが、私は転職活動中に「もしかして、転職しなくてもフリーランスとしてやっていけるのでは!?」なんて思って、フリーランス用のエージェントに電話面談を申し込んだことがあります。
もちろん、「実務経験がないため紹介できる案件はない」と言われたのですが、ネットワークエンジニアの案件なら紹介できるとも言われたんですよね。
そのときは、フリーランス=プログラマーやシステムエンジニアってイメージがあったので、ネットワークエンジニアとしてフリーランスとして働くという選択肢があることは知りませんでした。
気になる方は一度面談してみると、新たな発見があるかもしれませんよ。
付加価値をアピールする
こちらは少し特殊な方法です。
未経験で転職すると、基本的には最低ラインからのスタートとなります。
しかし、入社前に他にアピールできるスキルがあると、スタートのラインが少し上がる可能性があるんです。
例えば、私は未経験からWebエンジニアに転職しようと転職活動を続けていましたが、そのときネットワークエンジニアとして働いてきた経験もアピールしました。
Webエンジニアを募集している会社なので、ほとんどの会社ではそこまでのアピールポイントにはならなかったのですが、一部の会社ではかなり評価されました。
その結果、給料が最低ラインから少し上の状態からスタートにしてくれるという会社もありましたし、中には未経験は基本的に採用しないけど、ネットワークに強い人間がほしいから特別に採用したいと言ってくれる会社もありました。
その会社にとって必要とされるスキルである必要もありますし、必ずしもそれが年収アップにつながるとも限りません。
しかし、うまくアピールすることができると、最低ラインからのスタートを避けることができるので、自分の経験を付加価値としてどのようにアピールするかは日頃から考えておくことをオススメします。
まとめ:年収を上げるためにエンジニアを目指すは間違い
エンジニアの年収について解説してきました。
エンジニアの年収は、基本的にスキル次第で決まります。
そのため、未経験からエンジニアへと転職しても最低ラインからのスタートとなってしまいます。
「年収が高そうだからエンジニアを目指そう」と考えていると、痛い目を見る可能性が高いです。
ただ、スキルさえあれば、
- 資格を取る
- 転職する
- フリーランスになる
- 付加価値をアピールする
などで年収を上げることは可能です。
あくまでスキルが重視されるので、エンジニアになれさえすればいいという考えで転職するのはオススメしません。
エンジニアに転職したら、そこからがスタートラインです。
それでも本気でエンジニアを目指したい方は、「未経験からITエンジニアに転職するための流れ」を詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。